京都の路地

京都市内には京町家が建ち並ぶ路地が至るところにあります。写真は先日宅建士登録実務講義会場となった四条新町近くの『膏薬辻子（こうやくのずし）』という京都を代表する路地の風景です。祇園の石畳とは違い、ひっそりとした路地ですが、オシャレな町家カフェ等もあり、風情のある街並みです。鎌倉時代の少し前、天慶の乱で有名な平将門ゆかりの祠もありました。

京町家はその建物の古さからどんどんその姿を消していっています。解体してしまうと二度と同じ建物は建築できないため京都市も保護政策をとっていますが、なかなか歯止めがかからないようです。

『京都市地域の空き家相談員』をしていると、このような不動産の活用についてご相談を受けることもあります。なかなか現代の生活には不便が多い建物ですが、大切にしたいものです。