地面師って？

先日の某国営放送ドラマ『正直不動産』は、地面師がテーマでした。ところで、地面師っていったい何？って思われた方もおられると思います。

地面師とは、真の所有者になりすまして他人の不動産を勝手に売却し、その代金を自分のものにする言わば不動産に特化した「詐欺師」です。2017年に東京の五反田で大手ハウスメーカーがこの地面師に騙されて55億円を取られた事件がありました。この写りが悪い写真は、事件が明るみになってからたまたま品川に宅建士登録実務講習の講義のため訪れた時にこの事件の舞台となった不動産を夜遅く見に行った時のものです。

地面師の手口は様々で、このケースでは所有者のパスポートを偽造して本人になりすました地面師グループを買主・不動産業者や司法書士が見抜けず、最終的な登記の段階で法務局が見抜いて受け付けず事件が明るみになったものです。それにしても被害額が55億円とは…💦、高額な不動産取引ですからよほどの注意が必要です。

私たち不動産業者はこのような事が起こらない様常に注意を払っております。怪しい取引はかならず違和感を感じるものです。後で聞いた話ですが、上記の事件でも物件内覧の際に鍵が取り換えられた勝手口から建物内に入ったとのことですから、その時点で違和感を感じられたら…より慎重な調査によって事件が防げたかもしれません。

弊社には、「不動産取引における潜在化しているリスクを顕在化させ、より安心・安全な不動産取引を行う」ことが出来る上級宅建士『宅建マイスター』、さらにその中から選抜され、現在全国に17名しかいない『宅建マイスター・フェロー』が在籍しております。安心して皆様の大切な不動産取引をお任せいただけますね。