宅地建物取引士登録実務講習

先日（11月22日）今年の宅地建物取引士試験合格発表がありました。今年の合格ラインは36点・合格率は17.0％と相変わらず難関国家試験です。私が受験した25年前と合格率はほとんど変化していません。合格された皆さん、おめでとうございます！

ところで、難関試験である宅建士試験に合格してもすぐに宅建士証がもらえる訳ではありません。トラブルの多い不動産取引にプロとして関わる大切な資格です、合格までに実務経験が豊富な方は良いのですが、経験の浅い方は実務でトラブルに巻き込まれ、一般消費者の方々にご迷惑をお掛けすることも考えられます。実務経験が2年に満たない新たな宅建試験合格者は、12時間に及ぶ実務講習を受講し、最終試験に合格しなければ宅建士証が受領できないのです。毎年12月の終わりごろから全国で行われる『宅地建物取引士登録実務講習』です。

そこで活躍するのが、私達国土交通省に登録された講師陣です。今年も数社の実施機関から依頼を受け、写真のように大量の資料が送付されてきました！講義の準備が私の年末恒例行事となっています。民法改正やオンライン契約・税制改正や押印の省略など、時代の変化にも対応しなければならず、去年話していた講義内容では時代遅れになるため、今年もしっかりと準備致します💦。それにしてもたった12時間で2年以上の実務経験を有する者とみなされるって、凄いですね。毎年時間配分に苦労します。今年度もマシンガントーク炸裂の予感です(笑)。