宅建士試験に備える
2023/06/16
宅建士試験に備える
実務者のための5問免除講習
不動産取引に必須の国家資格である宅地建物取引士ですが、毎年10月第3日曜日に試験が実施されます。今年は10月15日の予定ですね。全国に宅建士有資格者は約100万人いると言われており、そのうち不動産取引実務に携わる人は30万人強と言われています。恐らくそれ以上の数の人は宅建士資格をまだ取得できないまま不動産取引を行っており、(公財)不動産流通推進センターではそのような人のために「宅建アソシエイト」という資格(民間資格)を作っています。ただし、不動産取引に必須の重要事項説明は宅建士有資格者しかできないことに法定されており、宅建士資格が必須であることには変わりなく、毎年多くの不動産実務者が宅建試験にチャレンジします。
そのような不動産実務者のうち宅建士ではない人のために毎年試験に備えた法定講習が行われます。内容は2日間10時間の講義受講後、1時間の試験に合格(正解率70%以上)すると、宅建本試験50問のうち5問免除(正答とする)というもので、今年も今月から講義が始まります。毎年講義をしているのですが、今年は5クルー依頼があり、実務者対象のこの講座は実際実務で起きるさまざまな問題に対する質問も多く、教える側の私もいつも冷や汗をかきながら鍛えられています。今年はどんな質問が飛び出すのか⁇楽しみです。