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京都清水焼の郷まつり

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京都清水焼の郷まつり

京都清水焼の郷まつり

2025/09/23

京都清水焼の郷まつり

49回目の大陶器市

 京都には『清水焼』『京焼』と呼ばれる陶芸の伝統工芸があるのはご存知だと思います。清水寺の麓・東山五条の交差点周辺に多くの窯元やショップがあるのは有名ですが、国道1号線(五条通)で東山を大津方面に超えた山科区に『清水焼団地』があるのはご存知でしょうか。

 今から約60年近く前に、行政と民間が一体となって区画整理が行われ、地元京都の伝統産業である陶芸の保護と発展を目的に、焼物の窯元がそこで生活しながら作陶をする・職住一体の工業団地が造られたのでした。聞くところによると、国道1号線(五条通)がまだ舗装されていないような時代だったそうです。過去には多くの有名な陶芸家の先生方が移住され、陶芸に関係する他の職業(土の配合・木箱造り・組紐造り・顔料調合等)の方々も生活される特殊な街が形成されて現在に至っています。焼物と言われるように器を作るのには窯が必須ですが、火力の強いガス窯(最近は電気窯も多いようです)を使う方もおられるため、街全体が集中プロパン(都市ガスに比べて火力が強い)となっているのもそのためです。文化勲章を受章されたり、大学で陶芸の教鞭をとられるような先生方もおられ、過去には当時の皇太子ご夫妻(現在の上皇ご夫妻)もご来訪された由緒ある場所なのです。

京都最大級の大陶器市

 そんな『清水焼団地』周辺では、来たる10/17・18・19日(金・土・日)に、現在も60以上のものづくりに携わる方々が加盟している『清水焼団地協同組合』が毎年協賛して開催される『陶器まつり』が、今年も盛大に開催されます!100以上の陶器事業者が出店予定で、実際に団地内で製造された陶器がお手頃価格で販売されたり、グルメショップやワークショップもあるようで、地元京都だけではなく他府県からも毎年多くの来場者があり、陶器好きにはたまらなく楽しいイベントになるようです。来年50回目の節目を迎えるこのお祭りですが、最寄り駅からの徒歩による来場はちょっと距離があって大変ですが、地下鉄『椥辻』駅や『東野』駅から無料循環バスが15分に1本運行されるようですので是非ご利用の上ご来場ください。

さらなる街の発展を願って・・・

 毎年このブログで『清水焼の郷まつり』をご紹介していますが、私の趣味が陶芸だからという訳ではなく、実は委託を受けた『清水焼団地協同組合』の不動産アドバイザーをさせていただいているからなのです。前述の通り、伝統工芸の保護と発展を目的として造られた清水焼団地も、60年も経過すると世代交代を迎える方や後継者の問題からやむなく廃業される陶芸家の方もおられます。そうすると、それまで生活されていた不動産をどうするのかという問題が起きますが、この地域の都市計画上の用途地域が『準工業地域』であり、建築上の法規制が比較的緩い地域であるため、一般住宅や場合によってはマンション等も建築されてしまうことも考えられます。そんなことになれば、せっかく区画整理までして目的をもって整然と造られた街が、ぐちゃぐちゃになってしまいます。そうならないためにも、地域内の不動産取引には一定の自主規制があり、それらを活用しながら当初街が造られた目的を維持するために、団地組合や組合員の皆様と協力して不動産取引のお手伝いをさせていただいているのです。

 今まで10件以上の団地内不動産取引に関わらせていただきましたが、すべてがすんなりいく案件だった訳ではありません。特に、やむなく売却される方は他所に移る方なので、できるだけ良い条件で早く不動産を売却したいと考えます。一方、購入されるお客様は陶芸関係やものづくりをされる方に限定されますし、何といってもこの街が造られた趣旨や目的をご理解いただき、団地組合や構成される組合員の方々の理解も得られる方でなければならず、対立する利害関係の調整こそが至難の業と言えるのです。これらを無視して不動産取引を行うと、後々必ずトラブルとなります。不動産取引のプロとしては、決して許されることではなく、どのようなトラブルが起きる可能性があるかを予測して適切に対処しなければなりません。

 

 1200年以上の長い歴史を持つ京都で育った伝統工芸であるからこそ、海外も含めてわざわざ多くの方々が体感されるこの『清水焼の郷まつり』。その街で行われる不動産取引は多くの問題を抱える可能性があるのですが、これからも妥協することなく不動産取引を通じて街の発展と伝統の継承に少しでもお役に立てれば…と思っております。

 今年もきっと楽しいイベントが企画されている『清水焼の郷まつり』。みなさまも是非ご来場・ご参加くださいね。

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